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2019.10.07
当社にも多くある税理士のサービス内容改善のご相談。
今回は飲食業(洋食レストラン)のお客様です。
この企業様は、創業から30年の付き合いのある税理士の対応に不満があるということで、お問い合わせがありました。
長年どんぶり勘定で記帳も税理士に任せっきりで、毎月領収書や請求書の束を税理士に送り記帳を行っていました。
決算の時も税理士の言われるままで申告を行い、税金の支払いを行っていました。
競合店が増え、店の売上も年々下がっているので対策を考えないといけないと思い、税理士に、毎月の試算表に過去3年比較をつけて作成して欲しいと依頼しましたが断られ、今後の事業運営についての相談にも乗ってもらえなかったので切替を検討されていました。
決算書の内容を確認すると、効果の出ていない広告への費用や、使用頻度の少ない電話や機材のリース代等、削減可能な経費が有る事が解りました。
税金についても節税対策が何もなされておらず、むしろ黒字にするために、計上されていない経費等もあり、無駄に支出を増やす原因になっていました。
銀行からの借り入れもほとんど返済済みで、赤字が出たからといって特に問題が有る訳ではないということだったので、今後は経費は全て計上すること、削減可能な経費は削減することを提案。
レジが会計ソフトと連動するレジだったので、会計ソフトを導入し、自社で売上、仕入れ、経費を入力し税理士がチェックすることになりました。
今後は、毎月、試算表を作成し、税理士と電話で内容を確認、数カ月に1回は訪問し打合せをしながら、内部留保を増やす仕組み作りを行い、手元現金に余裕が出たところで、集客の対策を打つことになりました。
今までは数字を把握せずに行きあたりばったりでお金を使っていたところがある。
毎月の入出金がはっきりわかれば、売上が下がっても存続していくための対策も考えられるし、メニュー内容や価格も見直さないといけないことが分った。
1カ月の収支がはっきりすると、広告についての費用対効果やスタッフの人件費など、店舗を運営するうえで考えないといけないことが多くあり、もっと早くから取り組んでいれば良かったと思うことばかりであると言われる。
今後は、収支の部分を税理士が管理してくれているので、今の売上をキープしながら、新たなメニュー開発や内装の変更など、集客につながる取り組みを考えて行けるようになった。
今まで会計の数字は結果報告だけで、今後の売上にはあまり必要でないと思っていたが、継続して店舗を運営していくには会計の数字が重要ということに気づき今回相談をした。
今までの税理士はこれだけ重要なものをあまり重要と考えていなかったので、そこに流されていたが、新しい税理士に重要性を説明され、実際に取り組むことで問題点も浮き彫りになってきたので、切り替えて良かったと仰っていました。
・税理士紹介:飲食業
・年間費用削減:74万円→38万円[36万円削減]
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