税務調査は怖くない?①

2019.05.16

関連動画:税務調査に強い税理士・弱い税理士!?

税理士を切り替える相談を受けていると、要望として「税務調査に強い税理士を紹介して欲しい」とよく言われます。

税務調査を嫌がる会社様の中には、過去に税務調査で痛い目にあったという会社様もありますが、税務調査を受けた経験があまりなく、実態を知らないので、誤解から悪いイメージを持ち嫌がっておられる会社様は多いです。

税務調査とは?

まず、税務調査とは国税庁の管轄下にある組織、たとえば税務署が、納税者が正しく税務申告しているかを確認するための調査の事です。

3~5年に1回入るとよく言われますが、何もなければ大体10年から15年に1回くらいが多いようです。

日数は会社の規模で変わりますが、年商3億円規模の会社で2日くらい、早ければ2日目の昼に終わる事もあります。

税務調査には任意調査と強制調査があります。

・任意調査
脱税等の疑いなどが無ければ基本的には任意調査となります。事前に調査に赴く連絡があり会社もしくは顧問税理士に入
り、日程を調整して調査を受けることになります。日程は変えられないと思われていますが、日程の融通は聞いてくれま
す。仕事の都合で忙しいとかであれば、1〜2カ月から半年先に変えてもらったという会社もあります。

・強制調査
国税局の査察部(マルサ)が行う調査です。最大の特徴は「脱税の隠蔽工作が悪質であること」「脱税額が1億円を超え
ること」を満たしていると想定される場合に、裁判所の令状をもって調査がされます。事前連絡はありません。
このイメージが強くて急に来られたら困ると言われますが、通常、税務調査が事前連絡なく来る事はないです。

調査対象になりやすい会社の特徴はある?

では、どういう会社が調査対象になるのかですが、

・創業から5年経過した会社
・ずっと黒字が出続けている会社
・黒字から大きく赤字に変わった、赤字から大きく黒字に変わった会社
・調査に入った会社の取引先に名前があり、その確認でくる反面調査
・過去に売上の計上漏れ等を指摘され多額の追徴金の支払いがあった会社

等がよく言われますが、正直よくわからないところです。
創業から5年ほど経過した会社へ調査に来ることは確かに多いです。
これは事業を始めてから5年くらい続くと経営が安定してくる頃なので、会計処理を正確に行えているかの確認で来るようです。

それ以外での傾向は謎なところがあって、いつ来てもおかしくないような会社にずっと来なくて、利益がほとんど出ていないような会社に来たりします。

税務調査に関するうわさ

・税理士が調査先企業を税務署にリークしている。
これ結構よく言われますが、私が勤務していた税理士事務所の税理士がやっているところは見た事はないです。

・税務署出身の税理士だと税務調査に強い
これを信じている会社は多いです。税務調査自体入らないと思っている会社もあります。税務署出身の税理士は基本的に
税金をきちんと払いなさいという指導をされるので、調査が入らないのは税金を払い過ぎているからと言う事がよくあり
ます。税務調査で全然役に立たなかったという話も聞きます。

・おみやげが必要
これは税理士が言う場合が多いです。「手ぶらで帰れないからこじつけで取っていった」とか、「何もないと細かいところ調べるからあえておみやげ持たせた」と言われます。よくあるのが印紙税ですが、印紙税はおみやげではないです。
印紙税を理解していない税理士は多いです。

税務調査について不安に思われる会社様は多いです。

次回は税務調査に関する不安について書いてみようと思います。

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